運動療法とは
「病い」は、その方のライフサイクルに大きな影響を及ぼします。病いのただ中にある時、さまざまな身体活動は、現実に折り合いをつけ、新たな一歩を踏み出す機会となります。
思春期では、自己効力感を高めながら、病いを抱えながらも、自分の強み(ストレングス)を生かす手立てを検討して行きます。具体的な身体活動は、その方の状態に合わせ、興味関心に沿った内容を導入しています。
老年期では、加齢によって低下した心身機能を維持すると共に、その方の生活史に沿った身体活動を提供しています。転倒予防などの体操から、介護サービスとも連携し、福祉用具の導入など、その方の身体活動が維持されるような環境を整備することも重要です。